鑑定会社
— PCGS & NGC —

KINBAIでは、PCGS社とNGC社の鑑定をうけたもの、または各国の造幣局や海外の有名なコイン商などから直接購入したものを販売しております。 鑑定がない金貨の購入、とくに第三者からの購入は、大変リスクが高いためKINBAIではお勧めしておりません。

鑑定

  • PCGSとNGC

    PCGS、NGC、両社ともアメリカの鑑定会社でコインのグレーディングを行っている会社です。 世界でみても最も有名な鑑定会社の二つといってもまちがいない有名な2社になります。 どちらかの会社からグレードがついた金貨は、スラブと言われる密封されたプラスチックの容器にいれられグレードが記載された偽造防止のステッカーが貼られます。 もちろん本物にしかグレードはつかないのでどちらかの鑑定がついている金貨を買うことは後々の価値につながり、また偽物を間違って手にしてしまうことを避けることができます。**スラブ自体が偽装されているケースもあります。 ご購入は必ず信頼出来る場所からの購入をお勧めいたします。

  • 鑑定の種類

    金貨のグレードには、大きく分けてPR(PF):プルーフとMS:ミントステイトの二つになります。 そしてグレーディングは、70段階で行われ、金貨の年号、種類、ランクと特別表記が表示されます。グレード自体は、装飾的な部分から評価され数値が70に近いほど高評価となりその価値があがります。 しかし、グレードが低くてもその存在数などによって一般的な評価はきまってきますのでグレードが低いからといって価値が必ずしも低いとは限りません。

  • 鑑定特別表記

    PF, MS
    プルーフは鏡面仕上げで光沢があり。MSは流通用に製造され流通しなかった未使用品。


    First Strike, Ealry Release
    ファーストストライク、アーリーリリース。発行年度の初回出荷の金貨。数が限定されるため、通常コインより値上がりしやすい傾向にあり。


    Ultra Cameo (UC)
    NGCのプルーフコインの最上グレード。鏡面仕上げで光沢があり。


    Deep Cameo (DCAM)
    PCGSのプルーフコインの最上グレード。鏡面仕上げでミラーの光沢があり。

2社の鑑定について

  • PCGSよりもNGCの方が鑑定が甘い?

    なぜそのように言われているのでしょうか?  それは、同じ金貨を二社にだした結果、NGC社のほうが高いグレードで戻ってくることがあるためのようです。このように2社に鑑定を出す事をクロスオーバー鑑定と言います。

    例:2002年のsalt Lake Cityの記念金貨がNGC社では、MS70だったがPCGS社ではMS69

    NGCで70をもらった金貨がPCGSでは69だった。これはこの逆もあり得る事なのですが、NGC社鑑定金貨をPCGS社へ依頼すると、鑑定結果が下がる場合がよくあるケース。 結果として、PCGS社の方が鑑定が厳しいという常識ができあがってしまいます。そしてPCGSのMS69がNGCのMS70と近い価格で取引される事があるわけです。また、一般的にNGC社で鑑定されたもののほうが多く出回っているという事実もあります。なぜこういうことが起きるのか? あくまでも想像ですが、以下のことが言われています。

  • 鑑定料金の違い

    鑑定料金の違いが、一つNGC社が多く出回っている理由の一つと言われています。 とりあえず鑑定にだして見るときに手数料が安価なほうをまず選び、そしてその鑑定がよければPCGS社に再度鑑定依頼をだすことはあまりしないと考えられます。 当然市場に出回る数が少ないもののほうが価値があがりますのでこの一つの要因がPCGS社の金貨の価格をあげていると考えられています。

  • PCGS社のほうが安心?

    両社とも歴史ある鑑定会社なのは間違いありませんが、やはりどのみち高い金額をはらってかう金貨、多少の差があっても世間で価値が高いといわれているPCGS社を選ぶ人が多くいます。 当然そうなるとその価値はさらに上がる傾向になります。

  • 結論

    両社とも歴史ある鑑定会社です。 どちらかのグレードがついている金貨は、とても価値があり世界に認められた金貨です。 ただそれと同時に売買されている金貨の価格がPCGS社の方が高いということも事実です。価値は、買い手が決めるもの。どちらの鑑定会社が悪くどちらかが良いという事はありません。ご自身が納得いく価格で納得いく鑑定会社のものを買う事が大切でありKINBAIとしてもそのようにおすすめさせていただいています。 

高鑑定のこだわり

  • グレードの大切さ

    高評価の金貨というのは、グレード、存在数、発行数などを総合的に見たレア度で決まってきます。 そしてすぐに判断できるグレードは、特に”投資”を少しでも念頭にいれているのであれば絶対に外せない要素になります。 例えば、金貨A MS68(最高グレード)と金貨A MS67があるとします。 同じ金貨でMS68とMS67は、グレードは一つしか違いません。もちろん発行数や存在数によりますが、通常の場合は、MS68とMS67の価値は数年で大きな差がつくことが多くあります。 最悪の場合は、MS67の価値はほぼ上がらない状態でとまってしまう場合もあります。 この価格の動きは、発行数、存在数、グレード、プレミアなどの要素が合わさって動くものですが、発行数や存在数を分かった上でグレードを落としても価値があるのかどうかを見極める必要があります。 将来を期待して買った金貨の価値が全く動かないという事態を避けるためにもまずは高グレードのものを手にすることをお勧めいたします。 総合的な評価につながる発行数や存在数、グレードについてご質問があればお気軽にお問い合わせください。

  • 世界の価値観

    金貨を買うときは、必ず鑑定のついたものをご購入するように心がけてください。もちろん収集家としてコレクションを増やすことや投資ではなくその歴史に触れてみたい方は、鑑定にこだわる必要はないのかもしれません。 しかしそれでも偽物などを手にとるのはあまり好ましいことではありません。できるだけ鑑定のついたものをご購入することをお勧めいたします。 また、その鑑定も世界の基準、PCGS社やNGC社で鑑定のついたものを選びましょう。 もちろんヨーロッパの鑑定会社などもあります。がやはり有名な2社で鑑定をされた金貨をご購入されることが今後の価値へとつながり良い投資につながります。 金貨は、世界で通用するアイテムです。KINBAIでは、世界の価値観で金貨を選んぶお手伝いをいたします。

鑑定評価の違い(英語)

鑑定表記

  • タイプ

    PF/PR プルーフ
    (PROOF)
    投資型コイン。
    流通を目的としておらず、特殊技術で模様を浮き立たせた特別記念硬貨。
    表面が鏡面仕上げになっておりミラーのように光沢があります。
    MS ミントステイト
    (MINTSTATE)
    流通型コイン。
    流通用に鋳造されたものですが、実際には流通しなかった未使用品。
  • 鑑定表記

    PF(PR)-MS70 完全未使用
    PF(PR)-MS 69-68 未使用
    PF(PR)-MS 67-66 準未使用
    PF(PR)-MS 65-64 準未使用
    PF(PR)-MS 63-60 準未使用
    PF(PR)-AU 59-50 極美品
    XF 45-40 美品
    F 15-12 並品
  • 特別鑑定表記

    FIRST STRIKE
    EARLY RELEASE
    ファーストストライク
    アーリーリリース
    ファーストストライクは、PCGS社表記。
    アーリーリリースは、NGC社表記。
    両方とも発行年度の初回出荷の限定コイン。通常は発行から30日以内に鑑定されたものに限定して付けられる。NGCではFirst Dayなど初日限定などの特別記載もある。
    CA カメオ
    (CAMEO)
    カメオ(浮き彫り)装飾が施され、浮彫の表面は霜が降ったような白さになっている状態のこと。
    DC
    UC
    ディープカメオ
    (Deep CAMEO)
    ウルトラカメオ
    (ULTRA CAMEO)
    ディープカメオは、PCGS社表記。
    ウルトラカメオは、NGC社表記。
    通常のCAMEOよりもさらに白さが強い状態にあるもの。
    DM ディープミラー
    (Deep Mirror Prooflike)
    PL プルーフライク
    Prooflike
    プルーフを目的として製造された貨幣ではなく製造時の初期にプルーフ状の仕上げを施されたもの
    DPL ディーププルーフライク
    Deep Prooflike
    プルーフを目的として製造された貨幣ではなく製造時の初期にプルーフ状の仕上げを施されたものでプルーフライクより輝きが強いもの
    GV ガバメントイシュー
    (Government issue price)
    SP スペシメン
    (SPECIMEN)