英国 100ポンド ブリタニア金貨とは
世界中で「金」の投機傾向が高まった年に誕生したブリタニア金貨
日本で「バブル」という言葉が生まれた1987年、世界でも「金」に対する投機傾向が高まり、オーストラリアからは「ナゲット金貨」、イギリスからは“地金型金貨(投資用に発行されている金貨の一種)”である「ブリタニア金貨」の発行が開始されました。1960年代末までは、イギリスの「ソブリン金貨」が世界に最も広く保有される金貨でしたが、1967年に南アフリカの「クルーガーランド金貨」の登場で、その市場を追われてしまいます。その後、イギリスが再び市場に乗り出すために発行されたのが、「ブリタニア金貨」なのです。
ブリタニアは、イギリスを“擬人化”した女神で、国の象徴とされています。コインに描かれた肖像には、島国であるイギリスの軍事力を、海岸の岩の上に「トライデント(三つ又の矛)」と「盾」を持った立姿で表現しています。そして、発行から25年間常に描かれてきた平和と食物を表現する「オリーブの枝」も重要なアイテムです。イギリスでは、多くの芸術家や彫刻家たちがブリタニアの美しさに魅了され、コインをはじめ、切手やメダルにも描かれる定番のデザインとなっています。女王エリザベス2世が即位した1952年時点で、既にブリタニアは約300年間もの長い間コインの図柄として人々に親しまれていました。1987年、ブリタニアは「地金型金貨」として新たに発行され、現在はイギリスで価値の高いさまざまなコインにブリタニアの姿が描かれています。
*お取り寄せご希望の商品に関しましては、ご連絡いただいたあと最善を尽くしてお探しさせていただきますが商品確保の保証ができるものではございません。あらかじめご了承ください。
*商品の価格は、変動いたしますことをご了承ください。