劇レアコイン
— 2017 Netherlands Lion Dollar —

  • 2017年 オランダ王国 ライオンダラー リストライク 2オンス金貨





    発行国:オランダ王国

    造幣局:ロイヤルダッチミント

    発行数:最大10枚

    重量:62.2グラム

    品位:0.999

    直径:38.7ミリ

    デザイン表(金貨の画像がないので銀貨を使用):



    立った騎士。足元に置かれた盾には the rampant position*のライオンが描かれている。
    (このライオンはオランダとベルギーの軍の紋章に描かれている)
    MO. ARG. PRO. CONFOE. BELG. と記載されてます。
    文字の次の文章を略したものです。
    MONETA ARGENTEA PROVINCIARUM CONFOEDERATUM BELGICARUM,
    英語の意味は
    “silver money of the Province of the Netherlands”
    そして最後の TRA は Utrecht(ユトレヒト)を表しています。
    *the rampant positon = 左後ろ足で立ち、右後ろ足は前に踏み出し、左前足は水平に、右前足は上に突き出して、頭は横を向いている姿。

    デザイン裏(金貨の画像がないので銀貨を使用):



    表面の盾に描かれていたライオンが描かれてます。
    文字は2017とモットー、「CONFIDENS. DNO. NON. MOVETVR」 “Who trusts in the Lord is not moved”
    (“DNO” is an abbreviation of “Domino,” or “Lord”)

    歴史:



    <<↑の画像へのコメント>>
    全体的に打刻が弱いためデザインが薄い。そして円形も雑。
    リストライクを作るにあたり、デジタル化して不足箇所を補ったそうだ。
    オリジナルをみているとその意味が良く理解できる。




    <<↑の画像へのコメント>>
    オリジナルはコインのエッジも雑である。
    流通していたものなので経年による変形などもありそうです。


    ライオンダアルダー銀貨は1575年にオランダで最初に鋳造されました。 当時はアジアからアメリカ、アフリカからオーストラリアなどの貿易が盛んでした。 ただ当時は他にも流通しているコインがありそちらのほうが一般的でした。 当時一番有名で使われていたのがヨアヒムスターラー銀貨(ターラー銀貨)です。 1519年からボヘミア(現チェコ)のヨアヒムスタール銀山の銀で鋳造されていました。 品位が良く当時は金貨と同価にて取引されるほどでした。 オランダもターラー銀貨のようなコインが大国の成功には不可欠と考え ヨアヒムスターラーに似せたコインが鋳造しました。 それがライオンダアルダー銀貨です。

    鋳造当初のライオンダアルダー銀貨は 薄い銀板を使っており、形も完璧な円ではありませんでした。 そのため鋳造されたコインのデザインも浅く・薄く、 デザインの詳細など見えないものもあったようです。 実際、現在残ってるライオンダアルダー銀貨も薄いものが多いです。

    それでも年々技術と経験を蓄積し、 品位0.750で26.79グラムの規格で オランダが大国として君臨していた時代には広く貿易などで使われるようになりました。 1794年にアメリカでダラー銀貨が初めて鋳造されましたが、 ダラー銀貨に大きく影響を与えたのがダアルダー銀貨と言われてます。(名前の由良含め)



    リストライク:
    今回ご紹介するリストライク金貨は、 ユトレヒトで1617年に鋳造されていたライオンダアルダー銀貨のデザインが使われております。 2017年にロイヤルダッチミントがリストライク版を鋳造することを発表した元年のコイン。 元年(初年度)のコインは一般的に後継よりも高値で取引されます。







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    https://www.kinbai.com/catalog/detail/10459
















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