劇レアコイン
— 1928 Salzburg 10 Ducat —

  • 1928年 ザルツブルク 10ダカット大型金貨





    金貨について基本情報

    発行国:
     オーストリア ザルツブルグ

    発行年:
     1628年/1928年
     大聖堂の奉献300周年を記念して発行された10ダカット大型金貨

    重量:
     36.22グラム

    PCGS鑑定:
     2枚 (SP64とSP66*)
     実際10ダカットですが、6ダカットとして登録されてしまっています

    NGC鑑定:
     なし

    コメント:
     1928年 ザルツブルグにある大聖堂の奉献300周年を記念して発行された10ダカット(36.22グラム)金貨になります。 PCGS SP66の単独最高鑑定で状態が素晴らしい一枚です。またPCGSのミスでラベルには6ダカットと記載されてますが実際は10ダカットのサイズなのでミスラベルの一枚です。 状態が最高かつ、ミスラベルとコレクター泣かせの一枚です。 過去にSP64が90万円+諸税で落札されております。




    ダカット金貨

    神聖ローマ帝国のダカット金貨はそのいずれもが希少発行枚数です。 中でも大型の5ダカット金貨や、10ダカット金貨は富裕層の希望が集中する銘柄で入手は最も困難な大金貨です。

    音楽の都としても名高い現オーストリアのザルツブルグは塩で栄えた帝国司教区という独自の地位で繁栄をしておりました。 ザルツブルグのザルツはドイツ語で塩を意味しますが、 ブルグは古来は要塞を指しておりましたが後に街一般を表すように成りました。

    両方を合わせると、ザルツブルグとは「塩の街」という意味です。中世から近世時代には特産品の塩はこの街の力の源泉でした。 これは案外簡単な事が理由でした。神聖ローマ帝国には金山が乏しく、産金が非常に少なかった事と、 海外から金を国内に持ち込めむための植民地政策を行わなかったためです。

    この状態は大航海時代以降に植民地支配を進めた、当時のポルトガル、スペイン、オランダ、英国などと決定的に違う点といえます。 金貨は戦費を調達するためや、国王の王権を維持するための備蓄用に回され、商業一般に広く用いられる事は基本的にありませんでした。

    このような慢性的な金不足から、ダカット金貨は国王の戴冠式や婚儀や戦勝記念などの特別な場合に記念金貨としてのみ発行され、 そのため、発行枚数が最初から希少でした。現存枚数も非常に希少で年々価格が上昇しております。


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